箱根登山鉄道(はこねとざんてつどう、1919年 - )、箱根登山電車(はこねとざんでんしゃ)

沿革

1912年(大正元)、小田原から湯本まで鉄道を乗り入れていた小田原電気鉄道(株)は、「箱根山を鉄道で登る」計画を立て、欧米に技師を派遣して調査(1)

調査の結果、スイスのベルニナ鉄道(Bernina Express)を模範として設計された(1)

大正期の不況により、一時計画は中断(1)。1915年(大正4)に工事が再開されたが、山岳地帯の開削は難工事となった(1)

1919年(大正8)5月24日に完工し(1)、6月、湯本-強羅間の8.9kmが開通した(1)(2)

急勾配を登攀するため電光型に線路を敷設し、出山、大平台、上大平台の3ヵ所にスイッチバックが設けられた(1)

1935年(昭和10)10月、小田原駅まで乗り入れ、小田原-強羅間が直通となった(1)(2)。これにより、旅行客数も増加した(1)

リンク

参考資料

  1. 宇佐美ミサ子「箱根登山電車と乗合バス」播摩晃一ほか編『図説 小田原・足柄の歴史 下巻』郷土出版社、1994、48-49頁
  2. 「年表」同書148-151頁

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