高野山森林鉄道が、明治38年度に誕生し、昭和34年に終焉を迎えるまでの54年間の開発史を、七つの期に分けて辿って行きます。
目次のリンクをクリックして頂ければ各ページに飛びます。(2020年5月)
2021年8月追記
矢部三雄林学博士に多大なるご協力を賜り、これまで未発見だった「高野の美林」シリーズを、三冊も拝見することが出来ました。明治38年に「高野山森林鉄道」開業以来、連綿と継続された、高野事業区を訪れた方々に配布された紹介冊子です。タイトルは、「高野の美林」→「高野の森林」→「高野山国有林」→「高野営林署直営生産事業概況書」と変化していきますが、記述内容はほとんど変わりません。この最新の情報を加え、最近の調査の成果と共に、内容を刷新しつつあります。
現在進行形なので、お見苦しい所もあろうかと思いますが、ご容赦の程よろしくお願い致します。また、過去の記述と、日時や距離が異なっている所もあろうかと思いますが、道半ばの研究ですので、ご理解の程よろしくお願い致します。
目次
第一期「仮開業」 明治38年 (2021年9月改訂)
第二期「本開業」 明治39年 (2021年9月改訂)
第三期「林道幹線成功」 明治41年 (2021年9月改訂)
第四期「林道幹線全線軌道化成功」大正2年
第五期「幹線延長最長期」 大正7年頃
新第六期A「運用延長最長期」 昭和3~12年頃
新第六期B「運用延長最長期」 昭和13~22年頃
新第七期「終焉」 昭和23~34年
旧第六期「運用延長最長期」 昭和7~24年頃
旧第七期「終焉」 昭和34年
地図・延長詳細
大門支線 (2021年10月追加)
18林班線 (2021年10月追加)
湯川隧道口 (2021年10月追加)
林道延長詳細 (高野の美林・大阪大林区署統計書・大阪営林局統計書より)
付録集
日本で初めての森林鉄道 (神奈川県津久井郡 茨菰山御料林・長野県木曽郡大桑村 阿寺入御料林)
林道区分「軌道」と「鉄道」 (2020年8月追加)
持田軍十郎 山林局森林鉄道生みの親 (2021年8月追加)
トロリーとトロッコ (2021年4月追加)
高野小林区署 最初の立木払下げ (2021年5月追加)
林道関係法令集(2021年9月追加)
もし、高野山森林鉄道に関係する写真などございましたら、是非アップをお願いいたします。
出来る限り、高野山森林鉄道が活躍していた当時に書かれた文献を調査しました。まだまだ調べ足りていないのが現状です。間違いもあろうかと思いますがご容赦ください。また、今後の調査次第で内容が変わる可能性も充分ありますので、予めご了承のほどお願いします。
今回の調査には、椎出ふるさとづくりの会様・いんちみち様・長野県長野市在住のI様、矢部三雄林学博士など、多くの方に教えを頂き、娘にも協力してもらいました。皆様には厚くお礼申し上げます。
それではお楽しみください。
2020年5月吉日着手
2020年6月追記
国立公文書館で以下の説明書を入手することが出来ました。これまで、私には不足していた昭和年代を大きく埋めることが出来る史料です。
第3次検訂 高野事業区 修正施業案説明書 実行期間 昭和8-12年度
第6次編成 高野経営区 経営案説明書 実行期間 昭和24-33年度
第7次 高野経営区 経営案説明書 実行期間 昭和27-36年度
第8次編成 高野経営区 経営案説明書 実行期間 昭和32-41年度
そこで、第六・七期を全面改訂して新第六・七期としてアップしました。