高野下駅の沿革と特徴

南海高野線に当駅はありますが、この駅は大正14年に開業されました。当時は、現在のように極楽橋駅まで電車が通っておらず、もっとも高野山に近い駅ということで、高野山駅と名づけられました。当時の駅周辺には、高野山詣りのお客様向けの旅館や飲食店もあり、民家も300世帯で約2,500人が住む賑わいを見せていました。

この駅の特徴は、駅舎の床下が町道(元高野森林鉄道軌道敷)となっていることと、ホームにかかる上屋の柱には、約百年前の古レール(イギリス製、アメリカ製、ドイツ製)が使われていることです。また、ホームの中央付近には、様々なレールや犬釘、南海の社章、等、鉄道グッズが展示されている”思い出ミュージアム”があります。またホームの高野山寄りの待合室には、ミュージアムの説明や” 椎出鬼の舞=和歌山県指定無形民俗文化財 ”の紹介がされています。

現在は高野山に行く途中の通過駅と思われがちですが、途中下車してこの駅の魅力を体感してください。

2019年11月2日に関西地方では初めてとなる駅舎ホテルがオープン。平成26年来無人駅となっていた高野下駅が生き返りました。国内はもとより海外のお客さんも泊まられています。現在は理容店があるだけで店も旅館もありませんが、百年前は旅館が十数軒、店が50軒もあって大変にぎわっていた時代があったのです。今の椎出から誰が想像できるでしょうか。百年前の賑わいは別として、今後少しでも人の往来が増え、高野下駅を中心に椎出が元気になることを、地元民としては望むところです。

 

 


この町は椎出と呼ばれる地域。かつて高野山参拝のベース基地となった過去の町。旅館が20軒程あったという。高野山へ登る人のサポートする仕事もあったようだ。力が強くないとできない仕事。今は旅館もないらしい。しかしそのDNAは元横浜ベイスターズ監督で現在読売巨人軍投手コーチ尾花氏を生む。ここは高野山の北に位置するが高野山の東には筒香という地域もある。椎出とよく似た高野山下の村だ。この地名と同じ名前の現在WBCの4番バッターで活躍する横浜ベイスターズの筒香選手がいる。実家は山を降りた橋本市の紀ノ川南岸にあるガソリンスタンド経営だ。横浜高校出身なので神奈川県かと思われるがの地域の和歌山出身なのだ。天下の弘法大師に関わるDNAの人達であることは間違いない。その人達が今野球の世界で天下に轟いている。



駅舎の下の暗い場所に、原付バイクを駐輪しておいたら、鍵穴にマイナスドライバー突っ込まれるような治安の悪さ。

駅舎のトイレに、トイレットペーパーが10年以上置いてもらえない。覚えてる限りでは、バブル崩壊の頃に撤去されそれ以来かも、持ち帰る人が多いと聞いた。紙くらい買えよ。

南海電鉄には、再三、トイレットペーパーの設置を要望している。この4年間ずっとだ。一切変化なし。高野山行きの電車で、高野下止まりの電車があるんだけど、トイレに入っていった観光客がトイレットペーパーなくて、ブチ切れて出てくるの何度もみてる。

2019年11月に駅舎を改装した宿泊施設ができます。現在工事中。トイレットペーパー付くかな。素泊まり3万円と聞いている。泊まる?

2019年8月 pymana による記載