真田幸村が使用したと言われる井戸があります。

場所は、大石順教尼の記念館から少し坂を下った民家の敷地内。

坂沿いに立派な塀があり、ちょうど井戸のあるところを塀切りしてくれてあります。

ここは、昔の庄屋さんの家で、当時、昌幸・幸村父子が九度山の地に蟄居させられていた際、父昌幸は、現在の真田庵に居を構えたのに対し、その子・幸村は、この庄屋さんの敷地内に居を構えたと言われております。

当時の幸村の屋敷跡は、このお家の敷地内に石積みが残っており、その名残りがあります。

現在は、幸村が使用したとされる井戸が残っており、400年の時を越えて今なお、脈々と水が湧き出ております。

井戸は、民家の方のご厚意により、ご自由にご覧いただけます。