諸井家は、代々鳥見役を務めた旧家で、実業家である貫一、外交官の六郎、書道家の春畔、音楽家三郎など多くの名士を輩出している。
この住宅は、10代目諸井泉衛が、開善寺の火災による焼失後、大工に横浜市の洋風建築を学ばせ、明治13年(1880年)に建築したものである。
コロニアル風のベランダ、漆喰でアーチ状に仕上げた天井、色ガラスの窓など、随所に洋風の建築手法が散りばめられている。 県指定の文化財である。
現在は老朽化により2階への立ち入りは禁止されている。
県指定の文化財である。
〒367-0053
本庄市中央1-8-2
(中山道最大の宿『本庄宿』の再発見 改訂版(2017.11):埼玉県北部地域振興センター本庄事務所)